: O. Yuanying

定峰峠

辛い思い出というものはどういうことか風化しなぜか美化されるもので、前にひどい目にあったはずなのに何故かまた行きたくなった定峰峠にまた行ってきた。

実際のところ、定峰峠というのは初心者向けの峠らしいのだが千葉県の「山」と言っても標高200mあるかないかな峠をえっちらおっちら登っている人間にとっては標高600mというのは大したものである。さらにいうと千葉県から行こうと思うと片道100kmである。流石に一人で行くのは気が重いので前回一緒にグループライド を走った @masayukig@atoato88 を誘ってみるも、

井川さんドタキャン

最初はやる気だったようだが途中で臆したのか、本当に忙しかったのかは神のみぞ知るものだが二人旅となった。

荒川〜物見山

定峰峠のなにが嫌って、実際のところそのほとんどが荒川CR、通称「荒川峠」を片道60km、往復で120kmと、ほぼその旅程の2/3費やさなければならないことである。平坦とは言え、行きは北風で向かい風、帰りも何故か向かい風という、容赦のなさは流石伝説の激坂と呼ばれるだけのことがある。これが初の200kmオーバーのライドという @atoato88 はそれを知ってか知らずか頑なに平均時速 30km/h を守って走ろうとするので無茶苦茶である。

「そんな飛ばして、一体今心拍数いくつくらいなんだ?」と私。

「170くらいです。」

絶対200km保つわけない!!

なんとか頼み込み、平均時速を抑えるようにしてもらうも、それでも20km/h前半代の速度で平坦を走るというのは今度は精神的にクルものがある。30km/hで進めば2時間で終わる距離が3時間かかると思うと最初からイヤになる。

長かった荒川峠を降りてしばらく市街地を進むと、

そこは物見山の便所前である。ここは、今は亡き(訳:ロードバイクを引退した) @Saitamakei が好んで自撮りをしていた名所で、なかなか思い入れがある場所なのである。

実際のところ、この荒川峠から物見山までの市街地も結構ゴチャゴチャしてて好きになれない。なんで市川くんだりから定峰峠に行こうと思ったのであろう?

松郷峠

そしてさらに少し進むと松郷峠に着く。昔を思い出すとこの松郷峠、同行者二人に先に行かれ最後尾から息を切らせて登ったため休む間も無く写真一枚もなかった。

定峰峠

はっきり言って、前回の定峰峠 のライドの記憶は、ほぼ前を引いて走る二人に苦しくついて行った覚えしかなく、旅程のほとんどの景色に覚えがなく今回のライドは初めて走る道のようで新鮮である。それを裏付けるように前回と今回のライドを比べてみると、やはり前回のライド時の方が平均時速が高め、定峰峠も前回の方が早く登っていたようだ。

前回の時文句をつけたうどんを今回も食す。それほど美味しいとは思わないけど、有名だったんですねここ。

帰り

定峰峠をやっつけたとは言え、旅程はまだ半分が終わったのみ。残り100km、、。苦しい旅路というのは何故か記憶に残らないようで、今回も全然覚えておらず。

最後に焼肉を食って終わった。

ライドデータ

ルート

それでもまた、今度は別のルートで白石峠辺りに行こうかと思っていたりする。