: O. Yuanying

横尾林道

リムブレーキのバイクからディスクブレーキのバイクに変えて、今流行りのオールロードを気取ってタイヤを32Cにしてみた。

タイヤをワイドにすると今度は行ってみたくなるのがガレたグラベル。房総でグラベルといえば"横尾林道"。未舗装のロング林道で有名どころ。ググってみるとオフロードバイクで走るYouTubeの動画などが出てきてなかなかハードそう。

ブログにはしてないが、去年、未舗装の林道として別に有名どころである保田見林道に全くの事前知識なしに25Cのリムブレーキバイクで突っ込みなんとか完走したことがあるので、まあなんとかなるでしょう、ということで行ってみたくなったのがことの始まりだった。

しかし"横尾林道"でTwitterを検索するにどうやら崖崩れで通行止め、という情報がチラホラ。 さて、どうしたものか、と考えた結果、StravaのSegmentで今年の通行者がいれば通れるだろう、ということに思い当たった。早速Segmentを調査。

そのものズバリ、なSegmentはなかったものの、ちょうど自分が通行したかった道順の逆側からのSegmentを発見。

どうやら今年に入って15人ほどの完走者がいる模様。

ただ、最新が3/6の完走で、4月に入ってからや、GWの始めの情報が無いのが気になるが、、行けると信じて行ってみることにした。

未舗装ロング林道を楽しむために、近場まではできるだけアップダウンの無い道で、、と考えて市川から国道14、357、16号、とクソつまらない道を走り抜け、久留里街道から房総スカイラインと繋いでようやく林道に入ったのが大鹿倉線。

ここから淵ヶ沢奥米線と繋いで高山線から入る、という黄金のプラン。

まだ林道に慣れていなかった去年に走った際にはこの「淵ヶ沢奥米線」も十分房総の奥地感を味わいながら走った記憶があるのだが、今走るとよく整備された綺麗な舗装路。スルスルと進みあっという間に高山線の入り口に。

期待通りの未舗装路。さて、入ろうかと写真を撮ってるとエンジン付きのオフロードバイクが2台ほど同じように高山線の入り口から突入していくところに遭遇。これが折り返して来なければ、横尾線も最後まで完抜きしているということ。

この横尾線、途中で通行止めだった場合、他に回り込んで抜ける道がないため、通行止めであった場合この高山線の入り口まで戻って来なければならない。

しかしながら、入ってすぐに道が裂け、岩がゴロゴロしているガレ場に出くわして、これ戻って帰るの嫌だな、と。

写真で見ると大したことないようだが、大したことある道ではとても写真を撮ってる余裕などなく。実際のところはこんな感じの裂け目が道を横断しており、下手にコース取りをすると滑って落っこちる、というなかなか嫌な感じの路面状況。いや、まあそれが面白いんだけど神経を使うし、思うように速度は出せないし、一人で走っててこんなところでパンクでもして夜道を歩く羽目になったら嫌すぎる。

メインではないはずだった高山線を十分楽しんでようやく横尾線の入り口。まだまだこんなのが続くのかと思うとちょっと嫌になってきた。

というか、もしかして32Cのオールロードタイヤで来るべきところではなかったのでは感。

ヌタヌタになった道が至る所にあり、少し間違えるとタイヤが沈む。

こんなのオートバイでどうやって進むんだろう、、と先ほど前を行ったオフロードバイクに思いを馳せていると、、なにやら折り返してくるバイクが2台。これは嫌な予感がする。

いやいや、もしかしたらロードバイクならば抜けれる程度の崖崩れなのかもしれないぞ、と、このガレた未舗装路を折り返す決断ができずにノロノロ進んだところ、現れたのは、

予想通り崖崩れ。 ぶっちゃけ、これを抜けるかどうかだいぶ悩んだが引き返す方が嫌だ。一応上から行けそうではある。

と、いろいろ周りを見渡したところ、その崖崩れを抜けた先にもう一つの崖崩れを発見。

一つ目の崖崩れは上から抜けれそうではあったが、二つ目は崩れた崖側を降りてまた登るしか抜ける方法は無さそう。 帰ってから調べたところ、3/6以前までは一つ目の崖崩れのみがあり、横尾林道を抜けてた人は、この一つ目の崖崩れだけを抜けていたようだ。二つ目の崖崩れはその後にできたものらしい。

ってか、3/6以降にそんな台風レベルの土砂降りはなかった気がするが、、さすが千葉の林道。

林道データ