Enveのフォークのスルーアクスルにレバーを付けた
TL;DR
Enveのフォークのスルーアクスル規格はシマノの E-Thru ではないので、 DT Swiss のRWSスルーアクスルは取り付けできないが、 RWSスルーアクスルのレバーは取り外すことができるのでレバーだけ利用可能。
DT Swiss の RWS スルーアクスルを買った
6mmのヘックスレンチを毎回持ち運ぶのが面倒だった。 ホイール取り外しの度にヘックスレンチを取り出すのが面倒だった。 以上二つの理由から DT Swiss のRWS スルーアクスルを買った。
リア側(フレーム側)のスルーアクスルはピッチ 1mm で形状もおかしかったため、
そのスルーアクスルの規格が Syntace X-12
というシマノの E-Thru とは別物の規格であるということにはすぐ気づいたのだが、
フロントフォークのスルーアクスルの規格もヘンテコりんな別物であることに気づいたのは注文したブツが来た後であった。
スルーアクスルを交換して取り付けてみると、明らかにアクスル長が足りてない。
Enve フォークのスルーアクスル規格
実際、長さを比べてみると、E-Thru規格に対応したスルーアクスルの方がEnveのフォークに付いてきたスルーアクスルの長さよりも明らかに短い。
色々調べてみたところ、Paragon Machine Works が Enve用のレバー付きスルーアクスルを出していた。
E-thru のアクスル長は 121mm、 それと比べるとEnveのフォークは7mm長い128mmということがわかる。
PMWのこのレバー付きスルーアクスルが買えればそれで良かったのだが、 現在コロナ禍の中、絶賛欠品中で次回入荷は未定。
AliExpress で見つける
そこで 12mm x 100mm の 1.5mm ピッチのフロント用スルーアクスルでアクスル長 128mm、レバー付き、 というスルーアクスルを色々探したもののなかなか見つからない。
ようやく見つけたのがAliExpressの中であった。ZttoというGoogle検索では微妙に評判の悪いブランドが出していた。
他のメーカーもこれだけアクスル長やピッチサイズのレパートリーがあれば良いのに、という充実っぷり。 かといって中華メーカーの精度やレバーの強度が不安だったので、 さすがにこんな単純な単なる金属棒に溝をつけただけのもので問題あるとは思えなかったものの壊れた時のことも考えてとりあえず2本注文した。
RWS のレバーは取り外し可能だったことに気づく
とりあえず中華レバーを買ったのでそれが届くまで大人しく待っていたのだが、RWS のレバーは取り外し可能だったことに気づいた。
もしかしてこのレバーはそのまま別のスルーアクスルにも取り付け可能なんではないかと試しにつけてみたところ。
意外にしっかりと取り付けることができてしまった。
結論
ということで、Enveのフォークで Thru Axle にレバーを取り付けたかった場合は、 RWS のレバーだけ入手してそれを取り付ければ良いということがわかった。