日本海往復 Stage 2 直江津-越後湯沢
昨日宿泊したこの、上越の湯。 よくある宿泊可能な銭湯でして、24時間営業してるためいつでもチェックイン?可能というのがうれしい。
チェックアウトが9時なため、8時半起床。
外に出てみるとあいにくの雨。 今日の予定は午前中、直江津をぶらぶらして、午後から越後湯沢まで自転車で自走し新幹線で上野まで帰ると言うものであったがここでだいぶ決心が揺らぐ。
とにもかくにも、一番の目的である日本海を見なければ話は始まらない。
海。
ただの海ではない、日本海だ!! その感動を分かち合いたいと思いついったーと Mixi Voice でつぶやく。
妹からその感想が返信される。
…。
気を取り直して、第二目標である神社に向かう。
居多神社。
縁結び、子宝、安産の神様を祀った神社なのです。素晴らしい!
恋みくじに手を出す @sassea34。 いや、たきつけたのは僕ですけど。 ワタクシはお守りを二個購入。ついでに交通安全の効果もアルラシイ。
直江津駅。噂には聞いていたが本当に何も無い。 お土産売り場さえ無い。 仕方ないので直江津港まで足を伸ばしなんとか小さな土産売り場を発見。
昼食。
いくつかまわっている間に天気も持ち直し晴れ間が見えてきた。 すでに道路は乾いている。 そんな中、一つの決断を下しました。 やはり越後湯沢まで自走しよう!!
コースプロフィール
いくつか峠は越えなくちゃならないものの、 碓氷峠のような1000m近い峠は無い。 最大の難関は塩沢に入る前、十二峠か。
アップダウンの続くアルデンヌクラシックのような本日のレース、 DNS は一名(@sassea34) のため出走は一名。
一路、越後湯沢まで
出発は昼飯を食べ終わって、ほぼ12時。
最初の 30km 弱はほぼ平坦なレイアウト。 昨日の疲れはあまり感じない走りで快調に飛ばす。
事前にコースを Google Map で確認しておいたところによると、 コンビニはこの最初の 30km にしか見当たらない模様…。 5個入り薄皮あんぱんを補給食として買い込む。 だいたい1峠1あんぱんという計算。間に合うかしら。
緩い坂が続く。こんなもんだったら楽勝だなあ、などという楽観的な予想をしていると。
姿を現す急斜面。かんべんしてー。
登坂車線の看板は人をくじけさせる。同じように登坂車線終了の看板は人をほっとさせる。
当初回避しようと思っていた儀明峠トンネル。 Google Map でコースを確認していてすぐに気づくほどとても目立つ長いトンネル…。 全長 2053m、しかも今確認したところ登り斜面じゃないですか。
おかしいと思ったんだ、さっさと抜けようと一生懸命漕いでたのに、 時速が 20km 程度しか出ないから。
出口が小さい点のように見える…。
しかしある意味、コースを RPG に例えると、途中途中に現れる峠は中ボス、ラスボスと言える。そう考えるとこのトンネルは中ボスの強さを大幅に下げてくれる魔法と言えよう。
ただ、この魔法、問題はまれな確率で術者が後ろからの車に轢かれるという問題が…。 はっきりいってちょーこわい。 前から車が来ていると、後ろからの車の音がまったく聞こえなくなるし。
光だ!出口だ!!
トンネルを抜けると、そこは十日町市だった。
回復の泉(自販機)を見つけたのでひとときの休憩を。 すでにボトルの水は空。予備のペットボトルを一気飲みするとふたたび水を二本購入。
最近はアクエリアスなどのスポーツ飲料より、ただの水がお好み。 スポーツ飲料は飽きるし、なにより水だったらたまにタダで手に入る。
クマ出没注意、などの看板を尻目に順調に進む。 一つ目の峠はなかなか苦労した感があり、 まだまだたくさん峠があるよ…、と地図をみてへこんだりしたものの、 実際に走ると結構するすると進む。
ひさしぶりに比較的大きな町に着く。 越後田沢らしい。 ショッピングモールのような店のトイレに入り水を補給…。
しばらく行くと、湯沢の看板が! どうやらこれからラストバトルのようだ。
…戦闘中…。
時刻は 15:35。出発から3時間半後。
「高崎」と書かれた看板が見える。 17号って、あの行きに秋葉から高崎に向かう時に通った国道か! こんなところでまた出会うとは感慨深い…。
坂道を下り塩沢から30分ほど。「ようこそ、越後湯沢へ!」
時刻は 16:02。ちょっと4時を過ぎた。思ったよりはやく着いたなあ〜。
新幹線で上野へ
汗でべとべとしたまま新幹線に乗るのはどうかと思ったので、
近くのロープウェイ乗り場にあった、コマクサの湯に。
さっぱりして再び駅に戻り、自転車を輪行袋につめる。 慣れてきたのかだいぶしっかりと包むことができた。
越後湯沢-上野。
駅内の飯屋で親子丼を食す。 や、米がうまいじゃないですか、ホント。さすが魚沼産コシヒカリ。
新幹線にて。
上野に着くとあいにくの雨。てか蒸し暑い。 そうか、ぼくは今まで高原の避暑地にいたんだ。
二日で400kmオーバーの旅路を終えて、 これで一通り自転車でやっておきたいことが終わってしまった感がある。
新たな目標を探したい。