RubyCocoa でダウンローダを作ってみる その2
「RubyCocoa でダウンローダを作ってみる その1」の続き。
コントローラの登録
InterfaceBuilderから、前回作ったAppControllerをいじれるようにnibファイルにAppControllerを登録してやる。
ライブラリから、Object(NSObject)を選択して、MainMenu.nibと書かれたウィンドウにドラッグアンドドロップしてやる。これで、nibファイルにとりあえず何らかのObjectが登録された。
つぎに、今登録したObjectをAppControllerクラスに変更する。
登録したObjectを選択したままInspector (Shift + Command + I)を開き、IdentityタブからクラスをAppControllerに変更する。
以上でnibファイルにAppControllerが登録された。
コントローラとGUI部品の結びつけ
では、コントローラからボタンなどのGUI部品を参照できるように、それらの結びつけを設定してやる。
具体的には前回、コントローラクラスにコーディングしたib_outletで宣言した変数を対応するボタンやテキストフィールドに、ib_actionで宣言したシンボルをアクションとして関連づける。
ib_outletの関連づけ
InterfaceBuilder上でAppControllerを選択した状態でCtrを押しながらクリックすると、青い線が延びので、これを適当なボタンまで延ばすと、宣言したib_outletがリストで表示されるので、
それぞれ適切なib_outletを選択する。
これらをすべてのGUI部品について関連づける。
ib_actionの関連づけ
アクションは反対に、GUI部品を選択した状態でCtrlキーを押しながらクリックして、
適切なアクションへと関連づける。
アクションとGUI部品がちゃんと関連づけられているか簡単なコードを書いて試してみよう。
例えば以下のようにコーディングしておいて、
ib_action :download do @path_text.setStringValue("Hello World !!") end
コンパイルし実行後、ダウンロードボタンをクリックした時に、@path_textで関連づけられたGUI部品に「Hello World !!」と表示されたら成功。
その3に続く。