redMineを使ってみた
rails製のプロジェクト管理ツールであるredMineを使ってみた。
同様のアプリケーションであるtracと比べた場合のメリットとデメリットは。
メリット
- 複数のプロジェクトを管理できる。
- 管理するプロジェクト間に親子関係を設定できる。
- ガントチャートが標準で利用できる。
- プロジェクトのニュース配信などを標準で利用できる。
- ユーザ管理が標準でウェブ上から利用できる。
- インストールが楽。
- Ruby on Railsで書かれてる。(!?)
複数のプロジェクトを管理できる
tracで物足りないなー使いづらいなあと思うことの一つは、trac一つでプロジェクトを一つしか管理できないこと、プロジェクト内のサブプロジェクトをうまく管理できないことだな。
Subversionのレポジトリ中に複数のバラバラのプロジェクトをつっこんでる私にはマイルストーンを1プロジェクト分しか設定できないのはちょっとね。
まあ多分ポリシー的にはプロジェクト一個増えるたびにtracのサイトを一個増やせだとは思うんだけどさ。
ガントチャートが標準で利用できる
しかもtracプラグインのガントチャートよりだいぶ洗練されている。
- 表示するチャートの区間を設定できる(4月から9月までの6ヶ月など)。
- 進捗率も表示される。
インストールが楽
railsアプリのインストールに慣れてるからだけな気もしますが、ぶっちゃけやることは、
- Subversionからチェックアウト。
- データベース作成。
- migrate。
- 初期データ挿入。
- mongrel起動。
わずか5コマンド。
$ svn checkout svn://rubyforge.org/var/svn/redmine/trunk redmine $ mysql -uroot mysql> create database redmine; mysql> exit $ cd redmine $ rake db:migrate RAILS_ENV="production" $ rake load_default_data RAILS_ENV="production" $ ruby script/server -e production
apacheと連携したい場合はapacheの設定ファイルにプロキシを設定するだけです。
デメリット
- プラグインみたいな仕組みがない?ため欲しい機能が足りない場合困ることも。
- フィード(RSS/Atom)の配信がtracと比べて柔軟性に欠ける。
- SVNレポジトリブラウザがtracと比べて貧弱。
フィード(RSS/Atom)の配信がtracと比べて柔軟性に欠ける。
チケット(バグや機能追加)のレポート結果をRSSで毎日確認したりすることがredMineでは柔軟にできない。
デフォルトで用意されているRSSは、
- 報告した問題
- 全変更の詳細
- 最新ニュース
だけで、例えば開発者Aのプライオリティが高い機能追加要求だけをRSSで購読とかできない。
まとめ
コンポーネントをサブプロジェクトみたいな感じで管理したい場合は結構良いかもしれない。