Eclipseのプラグインを共有する
概要
いくつかの理由があって、Eclipseのバージョンを複数同時利用している場合、それぞれのEclipseで同じプラグインを共有することができる。わざわざ毎回EclipseをインストールするたびにEclipseniプラグインを新たにインストールする必要はない模様。
私の場合
Eclipseのプラグインを開発していると、複数のEclipseのバージョンで動作の確認を行う必要がある。例えば私は現在自分のPCに以下のバージョンのEclipseをインストールしている。
- Eclipse 3.2.1
- Eclipse 3.2.2
- Eclipse 3.3M4
- Eclipse 3.3M5
- Eclipse 3.3M6
開発しているプラグインが例えばWTPやDTPに依存していた場合、すべてのEclipseにWTPとDTPをインストールしなければならない。また、Subversionのレポジトリからソースコードをダウンロードしようとした場合、Subclipseをインストールしたりと、細い回線を利用していたらかなりダウンロードに時間がかかる。しかも同じものを5回も!
いったんダウンロードしたらそれをコピーしてそれぞれのEclipseにインストールすればいいじゃんという意見もあるかもしれないけど、それはそれで、同じものを5個もコピーするなんてHDDの無駄すぎる。てかDRYじゃないよ。
Extension Location
ということで、EclipseのExtension Locationという仕組みを利用してやる。
メニューの「Help」-「Software Updates」-「Manage Configuration」を選択するとダイアログが現れる。ここでコンテキストメニューの「Add」-「Extension Location」を選択してExtension Locationを追加してやればOK。これを同時利用しているEclipse全部に設定してやる。(勿論追加する場所はすべてのEclipseで同じパスにしておく必要がある。)
Plug-inの追加
そしてプラグインの追加の際に、そのExtension Locationに該当のプラグインをインストールしてやれば、そのExtension Locationを参照しているEclipse間でプラグインを共有できる。
Update Siteからインストールする場合は、ウィザードの最後で「Change Location」ボタンを押すことでそのプラグインをインストールする場所が選択できるので、ここから共有するプラグインをExtension Locationに指定する。
Change Locationはプラグインごと(Featureごと)指定する必要があるので注意。複数のプラグインをインストールして共有したい場合は、それぞれのプラグインを選択してChange Locationしてやる必要がある。