: O. Yuanying

MacBookをNFSクライアントにする

家ではLinuxをファイルサーバとしているのでMacもそのサーバに繋ぎたい。今まではMacもサポートしているWindows共有を利用してLinuxに接続していたのだが、これが少し重くてフラストレーションがたまる。

ということでLinuxの共有ディレクトリをNFSを使ってマウントしてみることにした。

本来ならばFInderのメニューから「サーバへ接続...」を選択し、サーバアドレス「nfs://192.168.1.86/home」と入力することでマウントされるはずなのだが、何故か接続できない。

Connect NFS

コマンドラインからmount_nfsを利用してマウントしても無理。パーミッションがどうのと言い出すので念のためrootユーザになってマウントしても駄目でした。

[yuanyyuanying@kiriko Pictures]$mount_nfs 192.168.1.86:/home /Users/Shared/linux/
Password:
^C
[yuanying@kiriko Pictures]$

色々コマンドラインのオプションを試したところ、-Pをつければうまく接続することができた。

まずは前回の補足から。Finderの「サーバへ接続」ウィンドウからNFS領域をマウントする方法を紹介したが、LinuxやSolarisなど他のUNIX系OSで公開されているNFS領域をマウントできないことがある。Linuxを例にすると、最近のLinuxディストリビューションの多くが1024番以下の特権ポートをNFSのデフォルトとしているため、1024番以上のポートを使うようにマウントしなければならないからだ。

この問題を解決する方法の1つとしては、mount_nfsコマンドに「-P」オプションを指定し、手動でマウントする方法が挙げられる。OS Xのautomount機構を使わないためアンマウント不能に陥るものの、NetInfoデータベースに手を加える必要はないので簡単だ。たとえば、ホスト「linux」で公開されているNFS領域「/mnt/cdrom」を「/tmp」にマウントする場合には、以下のようにコマンドを実行する。

Finderの「サーバへ接続...」を使えないのは不便なのでLinuxサーバのNFSの設定を変えてやることにした。

どういうエラーか忘れてしまったが Linux 側の /etc/exports に insecure というオプションを指定しないとダメだった。 automount から mount_nfs に -P オプションを渡せれば不要になると思うが未確認である。

[root@kojiro ~]# vi /etc/exports 
[root@kojiro ~]# cat /etc/exports 
#
/home   *(insecure,rw)
[root@kojiro ~]#