: O. Yuanying

昆布で歯が欠けた話

 それはおととしの大晦日の事だった。1999年から2000年に変わると言うもう二度とないビッグイベント(毎年そうだけれど、、)。多分みな感慨深くその瞬間を見守ったであろう。

 それもそうだ、1999から2000に数字が変わる。ただそれだけだと言っても、なんとなくそれ以上の事に思える。そんなさわぎっぷりだったし、2000年問題もからんで非常に重要な日であると思わせられた。

 当然そんな日ともなれば恋人のいる人は恋人と過ごすだろうし家族のいる人は家族と過ごすべきだ。いや過ごさなくてはならない!

 と言いつつもそういうぼくは何をしていたのかと言うと、一緒に過ごす恋人も無く、家に帰る気力も無く、学校で実験をしていた。馬鹿みたい。

 それでも人並みとは言わないまでもそのビックイベントを祝いたいと言う気分があったのか。同じようにどういうわけか学校で遅くまで実験をしていたHと、酒を飲む事にした。おつまみはなんか知れないけれどもとてもかったい昆布。

 この昆布がいけなかった。確かに噛めば噛むほどスルメみたく味が染み出ておいしいのだけれども、とにかく恐ろしくカタイ。それでも一生懸命に噛んでいたらなんか口の中がじゃりじゃりする。。。。いてえ。

 見ると奥歯の虫歯を治療した跡が欠けて、奥歯が半分になっている。なんてこったい。

 まあそんなこんなであんまりおととしの大晦日はあんまりいい思い出はないことは覚えている。。。

 で、なんでそんな事をいまさら思いだしのかと言うと、、、

 歯がいてえ、一年半前に欠けた奥歯が猛烈に痛い!!

 なんでそんなになるまでほおって置いたんだろう、、ぼく。。。