: O. Yuanying

WindowsでWebKitをビルド

遅ればせながらWindowsでWebKitをビルドしてみた。

環境

  • WindowsXP SP2
  • Visual C++ 2005 Express Edition
  • Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003 SP1

上記の環境を VMware Fusion 上に構築してビルド。えらい時間かかって死ぬかと思った。

最近はハマりポイントがつぶされているのかどうかわかりませんが一発でビルド成功、WebKit起動した。先人様々ですな。

開発環境構築

特に変なことをせずInstalling the Developer Tools通りに。安上がりにやるためにVisual C++ 2005 Express Editionを使いますよ。

Visual C++のインストール

  1. Visual C++ 2005 Expressのインストール。
  2. Microsoft Visual C++ Express 2005 Service Pack 1のインストール。
  3. Windows Platform SDKのインストール。
  4. includeパスにC:\Program Files\Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003 R2\Include\mfcを追加。

最後のステップはVisual C++を起動した後にメニューのツール - オプション - プロジェクトおよびソリューション - VC++ ディレクトリから以下のように設定。

webkit1.gif

Cygwinのインストール

SubversionやPerlやらビルドに必要なツールをCygwinを利用してインストールする模様。WebKitのビルドに必要なパッケージを揃えた自動インストーラが webkit.org で配布されているのでそれを使ってインストールすると簡単。

  1. cygwin-downloader.zipをダウンロード。
  2. 解凍したフォルダの中に入ってるcygwin-downloader.exeを実行。
  3. 必要なパッケージのダウンロードが終わるとCygwinのsetup.exeが自動で起動するので、「Install from Local Directory」を選択してインストール。

webkit2.gif

すでにCygwinがインストールされている場合は、いくつかのパッケージをインストールしておく必要がある模様。

WindowsでWebKitをビルド 2に続く。

参考